教育 高齢者看護学は健康と生活、および社会と密接に関連している学問です。高齢者とそれを取り巻く社会状況を深く理解し、対象者の健康状態に応じた最善の看護を自ら考え提供できるための教育をおこなっております。 学部では、高齢者を身体的、心理・社会的な側面から総合的に理解し、健康の維持およびに生活障害に関連する病態や疾病の理解と治療・回復への看護、住居形態の特徴に基いた健康と生活への支援ついて、基礎的な知識と技術を学びます。すべての学習過程をとおして高い倫理観をもち、他者の痛みや苦悩を理解できることを目指した教育をおこなっております。 大学院では、国内外における高齢者の健康課題や高齢者ケアの質改善に関するテーマをとりあげ、創造的な解決に導く独自性と新規性を有し、看護学や科学の発展、そして社会へ貢献しうる研究に取り組んでいます。修士課程では、今後の基盤となる知識と技術、態度を修得するとともに高齢者の健康と生活の実態についてフィールドワークを通じて理解を深め、さらに多様な研究手法を学び、研究論文を完成させるまでの基礎的能力を修得できるための教育を提供しております。修士課程在学中から研究成果を国際学会で発表することや国際ジャーナルへの投稿論文を推進しています。博士後期課程では、自立した研究者に必要となる問題解決能力と論文作成能力を修得できるよう支援します。加えて、複数の研究論文作成と国際的な活動をさらに推進します。 高齢者看護学関連の主な科目 【学部】老年看護学概論老年看護学健康論老年看護学援助論リハビリテーション看護論老年看護学実習Ⅰ老年看護学実習Ⅱ 【大学院 修士課程】高齢者看護学特論高齢者看護学演習高次脳機能障害・認知症看護学特論高次脳機能障害・認知症看護学演習看護科学研究 【大学院 博士後期課程】実践看護科学特講実践看護科学特講演習看護科学特別研究