教室案内

ご挨拶

 人生100年の時代を迎えました。ついこの間までは人生80年とした人々の健康のあり方や政策などがすすめられてきました。これからは人生100年をどのように生きていくかを問われています。

 国内外に目を向けると、世界の中でも日本はトップクラスの長寿国です。日本の長寿社会の高齢者の生活と健康は人類ではじめて経験していることです。人は誰もが生まれて老いていく、そのプロセスがあります。高齢者は高齢者で生まれてきているわけではなく、長い時間を経て今に至っていることを考えると、その長い時間には社会状況や気候環境、その人なりの生き方、暮らしぶり、そして生活習慣などが現在の暮らしと健康にかかわっていることがわかります。また、突発的に起こる自然災害や感染症パンデミック等、高齢者の暮らしと健康への影響は甚大であることを経験してきました。災害等を想定した日頃からの取り組みによる減災や予防、長期にわたって健康を守っていくことは極めて重要です。
 高齢者の健康水準とその推移は多様であり、同じ年齢でもそれぞれの健康状況にあり、年令だけでは区分できないことも多くあります。

 北海道大学高齢者看護学研究室は、人々の健やかな高齢期を迎えるための健康支援、そして高齢期の多様な健康状況においてもその人らしく豊かな時間を過ごすための看護支援について探求してまいります。

教員・研究員等

結城 美智子  -Michiko Yuki-

北海道大学大学院保健科学研究院 基盤看護学分野 教授

北海道大学研究者総覧

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大日方 裕紀  -Hironori Ohinata-

北海道大学大学院保健科学研究院 基盤看護学分野 助教

北海道大学研究者総覧

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蘇 雅     -Su Ya-

客員研究員(博士後期課程修了生)

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